冬になると髪の毛が顔に張り付いたり、服を脱ぎ着する時にパチパチと不快な経験をしたことがあるのではないでしょうか。
それは、髪の毛に静電気が発生することが原因です。
静電気が起きると不快感だけでなく、時間をかけてセットした髪の毛が乱れてしまう事があります。
そこで今回は、髪の毛の静電気の治し方や予防法について解説したいと思います。
- 髪の毛に静電気が発生する原因
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乾燥する時期、特に冬に注意したい静電気。
外出先などで静電気に悩まされないように、今のうちから対策方法をチェックしていきましょう!
髪の毛に静電気が発生するとどんなことが起こる?
では、髪の毛に静電気が発生するとどんなことが起こるのでしょうか。
実は静電気をそのままにしておくと、様々な影響を及ぼすことがわかっています。
ここでは、静電気が髪の毛に与える影響について解説していきたいと思います。
キューティクルが剥がれる場合がある
キューティクルとは、髪の毛の表面にあるタンパク質のこと。
このキューティクルが鱗のように重なっていることで、髪の内部の水分や栄養を保つことができています。
静電気が発生すると、髪の表面のイオンバランスが崩れてキューティクルが剥がれてしまう場合があります。
キューティクルが剥がれると、その部分から髪の内部の栄養が流出してしまい、ダメージを受けやすくなってしまいます。
髪の毛が乾燥しやすくなる
静電気によってキューティクルが剥がれてしまうと、髪の毛の水分や栄養が流出します。
そのため、更に髪の毛の乾燥は進み、髪の毛のダメージへとつながってしまうのです。
乾燥した髪の毛をそのままにしておくと、更に静電気が起きやすくなってしまい、負のループに。
乾燥は美髪にとっては大敵です。
ほこりや雑菌が付きやすくなる
静電気が発生すると、空気中に漂っているほこりや雑菌が髪に付着しやすくなります。
また、花粉やウイルスなども付着しやすくなるため、注意が必要です。
髪の毛の静電気に効果的な予防法
静電気が起きた時の対処法はわかったけど、そもそも静電気が起きないようにすることはできないのかな・・・?
髪の毛に静電気が発生すると、やはり不快に感じますよね。
そこで、この章では髪の毛の静電気を予防する7つのポイントをご紹介します。
このポイント実践していただくことで、静電気はある程度未然に防ぐことができます。
静電気をなるべく発生させないようにしたい!という方は要チェックです!
髪や肌を十分に保湿する
髪の毛や肌を保湿することで、静電気の発生を予防することができます。
保湿シャンプーや洗い流すトリートメント・ヘアマスクを使用するほか、ヘアオイルやヘアミルクを使用するのが効果的です。
洗浄力が強いシャンプーだと、皮脂を過剰に取り過ぎてしまって乾燥につながる場合があります。
マイルドな洗浄力のアミノ酸系シャンプーや、保湿成分がたっぷりと配合されたシャンプーを選ぶことで、頭皮や髪の毛の乾燥を防ぎ、静電気の予防にもつながります。
また、肌が乾燥すると帯電しやすくなってしまいます。
入浴の際に保湿力の高い入浴剤を使用したり、入浴後に保湿クリームを塗るのもおすすめ。
特に乾燥がひどくなる冬は、こまめな保湿を心がけるようにしましょう。
部屋の加湿を行う
静電気は湿度40%以下になると発生しやすくなります。
そのため、部屋を乾燥させないようにすることで、静電気の発生を抑えることができます。
加湿器などを使うか、加湿器がない場合は部屋に洗濯物を干したり、濡れたバスタオルなどを干すようにしましょう。
部屋の湿度は50〜60%くらいに保つようにしましょう。
静電気が起きにくい素材の服を着る
衣服の素材によって静電気が発生しやすいものと、発生しにくいものがあります。
綿やウールなどの天然素材は、アクリルやポリエステルなどの合成素材に比べて静電気が発生しにくくおすすめです。
<おすすめ素材>
綿・ウール / 繊維が湿気を吸う特徴があるため帯電しにくい
天然革 / 静電気を外へ逃す
そのほか、帯電防止加工が施された素材を使用した衣類なども販売されています。
静電気が発生しやすい時期には、身につけるものを意識するようにしてみてください。
ヘアブラシを見直す
毎日使用するヘアケアアイテムを見直してみましょう。
特にヘアブラシは、摩擦によって静電気を引き起こしてしまうアイテムです。
プラスチックやポリエステルなどの合成素材で作られたブラシは、お手入れのしやすさとお手軽な価格で人気がありますが、静電気が発生しやすいのがデメリット。
静電気を抑えるのにおすすめなのは、豚毛や猪毛などの天然毛を使用したブラシです。
豚毛や猪毛などの天然毛は毛に油分が含まれているので、摩擦による静電気やダメージを防止してくれます。
お手入れ次第で一生モノとして使用できるので、一本持っていると良いですよ!
そのほか、木製のブラシや、静電気防止加工が施されたブラシなどもおすすめです。
ヘアブラシを見直す際はヘアブラシおすすめを参考にして効果的なものを選びましょう。
静電気防止スプレーや柔軟剤を使用する
実は静電気防止グッズは需要が高く、様々なアイテムが販売されています。
その中でもおすすめなのが、静電気防止スプレーです。
気になる部分に直接吹きかけるだけで、静電気の発生を抑制してくれます。
また、柔軟剤の使用もおすすめ。
柔軟剤には衣類を柔らかくなめらかにしてくれる効果があり、摩擦を少なくして静電気の発生を抑えます。
更に、繊維の表面に電気を逃す層を作って、帯電させない効果もあるのでおすすめです。
ナイトキャップを被る
ナイトキャップを被ることで就寝中の髪の毛の摩擦を軽減し、静電気の発生を抑えることができます。
特にシルクやサテン、綿などの素材のものを選ぶと、より摩擦が起きにくくおすすめです。
ナイトキャップおすすめの記事もぜひご参考ください!
スタイリング前にも保湿を忘れずに
髪の毛に静電気が発生する主な原因は乾燥です。
何よりも、髪の毛の乾燥を防ぐことが大切です。
スタイリング前に、保湿効果のあるアウトバストリートメントを使用するようにしましょう。
シャンプーの後やアウトバストリートメントなどで保湿した後は、必ずドライヤーで髪を乾かしましょう。
髪の毛は濡れたままの状態だとダメージを受けやすくなるため、自然乾燥はNG。
せっかく保湿しても、自然乾燥してしまうと髪の毛はパサパサに乾燥して広がってしまいます。
髪の毛の静電気の治し方のよくある質問・Q&A
まとめ
今回は、髪の毛に発生する静電気について詳しく解説しました。
美髪には大敵の静電気ですが、正しい知識とその対策方法が分かれば、静電気の発生自体を未然に防ぐこともできます。
髪の毛の乾燥やダメージが気になる方も、静電気を抑えることで綺麗な髪の毛を取り戻す近道になります。
是非今日から、効果的な静電気の予防方法を実践してみてください!