白髪の場所と体調の関係は？生え方と原因を徹底解説

白髪が多い人の特徴

白髪は遺伝や加齢だけでなく、生活習慣やストレスが原因で多くなってしまう可能性があります。

フルールヘア

白髪についてはまだ解明されていない部分も多くありますが、白髪が多い人の特徴を知っておくと将来生えてくる白髪の量を減らせるかもしれません。

これから白髪が多い人の特徴を詳しく紹介していくので、当てはまる項目がないかチェックしてみて下さい。

• 遺伝によるもの
• 加齢の影響
• 生活習慣が乱れている
• 貧血気味
• 間違った洗髪をしている
• 過度なストレスがかかっている
• 喫煙している
• 腎機能低下症などの疾患の場合も

遺伝によるもの

両親や祖父母に白髪が多い場合は、白髪が多くなる傾向にあります。

医学的には白髪になる遺伝子はなく、遺伝によって白髪が多くなるとは証明されていないものの、白髪と遺伝の因果関係の高いと言われています。

両親や祖父母に似ている体質や髪質を受け継いでいるからといって、必ずしも白髪が多くなるわけではありません。

ですが、10~20代で白髪が生える若白髪は遺伝による影響を強く受けている可能性が高いです。

家系に白髪が生えている方が多い方は、若いうちから髪の毛に良い環境を整え、家族にいつ頃から白髪が生えてきたのか確認してみましょう。

加齢の影響

35歳前後で白髪が生えてきた場合は、加齢による影響を受けているせいかもしれません。

加齢によって、毛根にあるメラノサイトの働きが少しずつ低下して、メラニンが作られにくくなってしまいます。

メラニンは、髪の毛に色を付ける大切な色素。

メラニンの働きが低下すると、黒髪がどんどん白髪になってしまいます。

加齢による影響を食い止めるのは難しく、白髪が黒髪に戻ることはほとんどないため、生活習慣を整えてストレスを溜めないように気を付けることが大切です。

生活習慣が乱れている

生活習慣が乱れていると、頭皮環境が悪くなり健康的な髪の毛を生やすことができにくくなるので白髪リスクを高めてしまいます。

食生活が乱れていたり睡眠の質が悪い状態は、白髪の原因でもある活性酸素の一種、過酸化水素が増加。

過酸化酸素が増えると、細胞の老化や血行不良を進行させて白髪が増えてしまいます。

食生活や睡眠の質などの生活習慣を見直すことで、健康的な髪の毛が生えやすい土台作りができます。

バランス良い食事で健康的な頭皮と髪の毛に必要な栄養素を摂取し、質の良い睡眠で成長ホルモンを促すことが大切です。

貧血気味

体の状態が貧血気味だと、必要な栄養分が髪の毛まで行き渡らないため白髪に繋がりやすいです。

貧血の主な原因は、鉄不足。

鉄不足による貧血(鉄欠乏性貧血)になってしまうと、血液中のヘモグロビンが減少し頭皮や髪の毛に酸素が行き渡らなくなってしまいます。

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黒髪に必要な色素であるメラニンには、ヘモグロビンを通じた酸素の供給が必要です。

酸素が不足すると白髪になりやすいので、鉄分を含む食材やサプリメントを摂取しましょう。

髪の毛の主成分であるたんぱく質と鉄分やビタミンをバランスの良く摂り、貧血を防ぐことが白髪予防にも繋がります。

間違った洗髪をしている

洗髪方法を間違えていると頭皮環境が悪化し、白髪リスクが高まります。

シャンプーのすすぎ残しや合わないシャンプーを使用していると汚れを落とせず、頭皮トラブルの原因に。

頭皮の環境が悪くなってしまうと健康な髪の毛が生えにくく、白髪が増える原因になってしまいます。

頭皮や髪の毛に合うシャンプーを使用し、正しく洗髪することが白髪予防のためにも大切です。

過度なストレスがかかっている

過度なストレスがかかっている状況も白髪が多い方の特徴の一つです。

ストレスを感じると交感神経が優位になり、毛細血管が収縮した状態に。

頭皮の毛細血管が収縮した状態が続くと、毛根に酸素や栄養が届きにくくなり白髪リスクが高まってしまいます。

ストレスを感じている方は、リラックスできる環境でゆったり過ごすことを意識してくださいね。

喫煙している

日常的な喫煙は、白髪リスクを高める原因になります。

たばこに含まれるニコチンや有害物質は、血管を収縮させる働きがあるので全身の血流が悪化します。

頭皮や髪の毛に必要な栄養の供給ができなくなるので、白髪だけでなく頭皮トラブルや薄毛などのトラブルを招く可能性があり注意が必要です。

白髪が気になる方は、禁煙することをおすすめします。

腎機能低下症などの疾患の場合も

白髪の原因の一つとして、腎機能低下症などの疾患がある可能性があります。

腎臓は血液をろ過し、老廃物を尿として排出する器官です。

腎臓の機能が低下すると、体内に不要なものが溜まり血流が悪くなってしまいます。

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正常に血液が作れない状態なので、頭皮の血行不良や栄養が十分に供給できず白髪が多くなる原因に。

腎機能が低下すると元に戻すことができないので、今の状態より悪化しないように対処することが大切です。

急激に白髪が増えた場合や腎臓に不安がある方は医療機関を受診することをおすすめします。

白髪の生える場所とその原因

白髪が生えてくる年齢や生える場所、量は人によって異なります。

また、白髪が生えてしまう原因も人それぞれ。

ですが、白髪が多く生えている場所によって原因が分かる場合があります。

全ての方に当てはまるわけではないのですが、白髪が多く生える場所と原因について解説していくので参考にしてみてください。

• 分け目や頭頂部・前髪に白髪が多い：紫外線
• 生え際やこめかみに白髪が多い：眼精疲労や頭皮への負担
• 後頭部に白髪が多い：ストレス
• 側頭部に白髪が多い：食生活の偏りやストレス

分け目や頭頂部・前髪に白髪が多い：紫外線

分け目や頭頂部、前髪など髪の毛の表面の部分に白髪が生えてくる原因は、紫外線が考えられます。

髪の毛の表面は、直射日光が良く当たるため紫外線のダメージを受けやすい部分。

紫外線を浴びると、頭皮の活性酸素が発生します。

さらに日焼けによって、頭皮の乾燥などのトラブルを引き起こす可能性があります。

頭皮の活性酸素の増加や乾燥は、白髪リスクが高まるので注意が必要です。

生え際やこめかみに白髪が多い：眼精疲労や頭皮への負担

生え際やこめかみに白髪が多い方は、眼精疲労や頭皮への負担が原因である可能性が考えられます。

眼精疲労は、おでこやこめかみ、顔周りの血行不良を招くため白髪が生えやすい環境に。

さらに顔周りの髪の毛を引っ張るヘアスタイルを長く続けていると、ダメージを受けて弱い髪の毛になってしまいます。

健康的な髪の毛が生えてくる環境づくりが白髪予防にも繋がるため、目を酷使せず髪を結ぶ時間を減らすことが大切です。

後頭部に白髪が多い：ストレス

後頭部に白髪が多い場合は、ストレスが原因になっている可能性があります。

ストレスを受け続けると交感神経が優位になるため、頭皮の血行が悪い状態に。

血行不良のままの状態でいると白髪リスクが高まるので、後頭部に白髪が生えやすくなってしまいます。

後頭部は血行不良によって凝りやすく、肩や首のコリの影響を受けやすい部分でもあるので、全身の血行を良くすることが大切です。

側頭部に白髪が多い：食生活の偏りやストレス

側頭部に白髪が多い場合は、食生活の偏りやストレスが原因になっている可能性があります。

髪の毛を黒く色付けるメラノサイトは、食生活の偏りによる鉄や亜鉛不足によって減少。

メラノサイトが減少すると、ストレスや疲れで影響を受けやすい側頭部に白髪が増えてしまいます。

耳周りには、頭皮に血液を届ける大きな血管やリンパ節があります。

本来なら酸素や栄養分を豊富に供給できますが、食生活の偏りやストレスによって血流が不足し白髪が増える要因になってしまうので注意しましょう。

白髪が左側・右側に多い原因は？

人によっては、白髪が左側と右側のどちらか片側に多くなることがあります。

左側と右側のどちらかに白髪が多くなってしまう原因がありますので、詳しく解説していきます。

『右側だけに白髪が生えている…』というお悩みがある方は参考にしてみて下さい。

• 白髪が左側に多い：肝臓が疲れている
• 白髪が右側に多い：腎臓機能の低下

白髪が左側に多い：肝臓が疲れている

白髪が左側に多く生えている原因の一つとして、肝臓機能の低下が考えられます。

肝臓は、体の中の毒素を解毒してくれる器官。

お酒の飲みすぎや添加物の多い食事で肝臓に負担を掛けてしまうと、白髪リスクが高まります。

アルコール摂取量や生活習慣などを見直し、肝臓を労わりましょう。

白髪が右側に多い：腎臓機能の低下

白髪が右側に多い方は、腎臓機能が低下している可能性があります。

腎臓は、体内の老廃物を体外に排出する器官。

体のむくみがひどい場合や尿の出方がいつもと違う時は、腎臓の働きが弱くなっているかもしれません。

腎臓の働きが弱まると、右側に白髪が生えるリスクが高まってしまいます。

飲酒量に気を付け、むくみがある場合は塩分を控えるなど食生活の改善を考えてみて下さい。

白髪の場所のよくある質問・Q＆A