肌のざらつきやゴワつきが気になるときに活躍する『ピーリングジェル』。
ゴマージュとも言われ、ドラッグストア等で販売されているほか、旅館や温泉宿でもよく見られるようになりました。
今回はスキンケアアイテムの一つとして、この『ピーリングジェル』について解説していきたいと思います。
- 【市販・ドラッグストア込み】ピーリングジェル おすすめ15選!
L おすすめのピーリングジェルを厳選して紹介! - ピーリングジェルの選び方
L ピーリングジェルの選び方を詳しく解説 - 毛穴すっきり!ピーリングジェルの使い方のポイント
L 意外と知らないピーリングジェルの使い方を伝授
つるつるのお肌を手に入れたい方は、ぜひご覧ください!
ピーリングジェルとは?
ピーリングジェルとは、ピーリング成分や固形のスクラブが配合されたスキンケアアイテムのことです。
お肌の表面の古い角質を取り除く効果があり、使用後は肌のゴワつきやざらつきが軽減されることで人気があるアイテム。
肌は、新しい肌細胞に生まれ変わる「ターンオーバー」を繰り返しています。
このターンオーバーのサイクルが乱れてしまうと、古い角質が肌の表面に蓄積していきます。
古い角質が蓄積した肌は、乾燥やゴワつき、毛穴の黒ずみやニキビなどの肌トラブルを引き起こすことがあります。
ターンオーバーが乱れる原因としては、不規則な生活習慣や加齢、紫外線によるダメージなどが挙げられます。
そのため、角質をケアするためにピーリングジェルの定期的な使用がおすすめです。
ピーリングジェルを使用しときのポロポロの正体は?
ピーリングジェルを使ったことがある方ならご存知だと思いますが、ジェルを肌の上にのせてくるくるとマッサージをするように塗っていくと、だんだんポロポロとした消しゴムのカスのようなものが出てきます。
実はこれは、古い角質がとれたものではありません。
そのポロポロの正体は、ジェルに含まれる「界面活性剤」と「ジェル化剤」が会合して固まったもの。
固まったジェルがお肌の上で転がされることで、肌の表面の汚れが絡め取られていくという仕組みです。
肌に悪い?ピーリングジェルを使うメリット・デメリット
では、ピーリングジェルを使うメリットとデメリットとは何でしょうか。
ピーリングジェル最大のメリットは、古い角質をオフすることです。
古い角質をオフすることで肌の気になるざらつきやゴワつきを軽減し、肌をつるんとした状態に導きます。
古くなった角質を除去することで、くすみが気になる肌を明るくしてくれたり、化粧水などのスキンケアアイテムが角質層まで浸透しやすくなったりと、その効果は様々あります。
他にも、メイクののりを良くしてくれるといったメリットもあります。
ピーリングジェルを使用する際に注意したいのは摩擦です。
ピーリングジェルは使用する際にどうしても摩擦が起きてしまい、肌に負担がかかるほか、こすりすぎてしまうとシミや肝斑などの原因になってしまうこともあります。
また、使用後は一時的に肌の角質が薄くなってしまうため、乾燥しやすいデリケートな状態になります。
使用するときはなるべく肌に負担をかけないよう、やさしく肌に触れるように心がけましょう。
ピーリング後は化粧水や乳液などでしっかりと保湿をし、日中はしっかりと紫外線から肌を守るようにしてください。
毛穴すっきり!ピーリングジェルの使い方のポイント
次に、実際にピーリングジェルを使用する際の使い方のポイントについて解説します。
基本的には商品記載の使用方法を守って使っていただくのですが、少しポイントを抑えるだけでグッと効果がUPします。
以下で詳しく解説していきますので、ピーリングジェルを使用する前にチェックしてみてください!
一般的には洗顔後に使用する
ピーリングジェルは一般的に洗顔後に使用します。
メイクをした状態や、油分や汚れが残った状態では効果を最大限に発揮することができません。
洗顔で落とせる汚れはしっかりと落としてから、ピーリングジェルを使うようにしてください。
Tゾーン・Uゾーン・頬の順番になじませる
ピーリングジェルをお顔に馴染ませるときは『 Tゾーン → Uゾーン → 頬 』の順番で馴染ませていきましょう。
汚れが溜まりやすく、ざらつきやゴワつき、毛穴の黒ずみなどが気になりやすい部分から順番に馴染ませていくのがポイントです。
ピーリングジェルを馴染ませていくと、ポロポロとジェルが固まってきます。
こすればこするほど汚れがたくさん取れるような気がしてしまいますが、肌を強くこすってしまうと肌を傷つける原因となります。
強い力を入れず、優しく馴染ませる程度にしてください。
角質は肌の表面にあり、その厚さは0.02mm程度と言われ、とても薄い層でできています。
そのため、不要な角質を取り除くために強い摩擦はいりません。
ポロポロとジェルが固まったら、全体に軽く馴染ませた後すぐに流してしまって大丈夫です。
ジェルのカスが残らないように念入に洗い流す
ピーリングジェルをなじませた後は、ぬるま湯でしっかりと洗い流します。
ジェルのカスが残ってしまうと、肌荒れにつながることがあります。
ジェルのポロポロが顔の産毛に絡みついていたり生え際、小鼻などは残りやすい部分ですので、入念に流すようにしてください。
また、タオルで顔を拭く時もこすらないように注意が必要です。
また、流すときはぬるめのお湯で流すことも重要なポイントです。
熱いお湯だと肌の乾燥を引き起こし、肌トラブルにつながることがありますので注意しましょう!
ピーリングジェル使用後は保湿を忘れずに
ピーリングジェルの使用後は、保湿を忘れずに行ってください。
ピーリングジェルでケアをしたあとの肌は角質を取り除いているので、一時的にとてもデリケートな状態です。
肌のうるおいが逃げやすい状態でもあるため、化粧水や乳液、保湿クリームなどでしっかりと保湿するようにしましょう。
化粧水は手のひらで温めてから、何度か重ね付けをするのがおすすめです。
化粧水でうるおいを補充したら、乳液やクリームを使って蓋をするイメージで水分を保持しましょう。
ピーリング後の肌は紫外線の影響を受けやすい状態です。
そのため、日焼け対策をすることも大切です。
日焼け止めや日傘、帽子などを使用して、しっかりと紫外線対策をしてください!
使用頻度は週に1回が目安
ピーリングジェルを使用するときは、アイテムごとに指定されている使用頻度(商品記載の使用頻度)を守るようにしてください。
ピーリングで行うケアは角質を剥がす作業でもあるため、やりすぎると必要な角質までとってしまいます。
角質層が薄くなってしまうと肌のバリア機能が低下して、乾燥をはじめとした様々な肌トラブルの原因となるので注意が必要です。
ピーリングジェルを使った角質ケアは、基本的に週に1回、多くても2回までにとどめましょう。
ピーリングジェルはニキビ跡やニキビに効果がある?
古くなった角質や毛穴の汚れをオフすることで、肌のターンオーバーを正常化してくれるピーリングジェル。
では、ピーリンジェルはニキビにも効果があるのでしょうか?
ピーリングジェルってニキビがあっても使って大丈夫なの?
使い続けるとニキビ跡がなくなったりするのかな?
こんな疑問をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこでこの章では、ピーリングジェルがニキビやニキビ跡に効果があるのかどうかについて解説していきます。
ニキビでお悩みの方は、使用する前に必ずチェックしてくださいね!
ニキビ肌には向いていない
ニキビがあるときには、ピーリングジェルの使用は避けた方が無難といえます。
ニキビがあるときは、毛穴の中で炎症が起こってしまっている状態です。
炎症が起きているときにピーリングジェルを使用すると、ニキビ部分への刺激となり、状態が悪化してしまう可能性があります。
ニキビがあるときは一旦使用を控えるようにして、肌が落ち着いてから使用を再開するようにしましょう。
ニキビ跡を消す作用もない
結論から言うと、残念ながらピーリングジェルでニキビ跡を消すことはできません。
ニキビ跡には、『赤みタイプ』『クレータータイプ』『色素沈着タイプ』の3つのタイプがあります。
『赤みタイプ』は、ニキビの炎症によって傷ついた毛細血管により、治ったあとでも皮膚に赤みが残ってしまうことでできるニキビ跡。
ニキビの炎症により、シミのように茶色くメラニン色素が残るってしまうのが『色素沈着タイプ』。
また、ニキビの炎症により毛穴の周りの肌組織が破壊されてしまい、穴のように跡が残ってしまうものを、『クレータータイプ』と言います。
いずれもニキビ跡は角質層の奥まで傷がついている状態なので、角質の表面をケアするピーリングジェルでは、ニキビ跡を消すということは出来ません。
ただし、以上3種類のうち、『赤みタイプ』と『色素沈着タイプ』のような軽度なニキビ跡の場合は、多少薄くなったり目立ちにくくする効果は期待できます。
ピーリングジェルで角質ケアをすることで、ターンオーバーの正常化を図りましょう!
まとめ
今回はスキンケアに取り入れたい、ピーリングジェルについて解説しました。
肌のゴワつきやくすみ、毛穴の黒ずみなどのお悩みの改善をはじめ、肌のトーンUPやメイクのノリをよくするなど、幅広く効果が期待できます。
その後のスキンケアアイテムの効果を最大限に引き出してくれるアイテムでもありますので、いつものケアに是非プラスして使用してみてください。